科学の「執筆」を再定義する。AI統合型ワークスペース『Prism』誕生

発行日: Jan 29, 2026

科学の「執筆」を再定義する。AI統合型ワークスペース『Prism』誕生

Prismこれまで、研究者が一つの論文を書き上げるには、エディタ、PDFビューア、LaTeXコンパイラ、文献管理ソフト、そしてAIチャットの間を何度も往復しなければなりませんでした。この「プロセスの断片化」こそが、科学の歩みを遅らせる最大の障壁だったのです。

本日、私たちはその障壁を打ち破るソリューション、『Prism(プリズム)』を発表します。

Prismは、科学者のために設計された無料のAI統合型ワークスペースです。私たちの最新かつ最も洗練された推論モデル**「GPT-5.2」**を執筆フローに直接組み込み、研究、執筆、コラボレーションを一つのシームレスな体験へと進化させました。

思考を止めない、直感的なインテリジェンス

Prismは単なるテキストエディタではありません。プロジェクト全体の構造、複雑な数式、引用文献、そして図表のコンテキストをAIが完全に理解しています。

  • GPT-5.2 Thinkingとの対話: 複雑な科学的課題や仮説の検証を、論文の文脈を共有したままAIとディスカッションできます。
  • 文脈を読み取るスマート編集: 周囲の文章や数式、画像を理解した上で、AIが推敲や修正をサポートします。
  • arXivとのシームレスな連携: 執筆中にarXivから関連文献を検索し、その場で内容を反映。引用も一瞬です。
  • 手書きからLaTeXへ: ホワイトボードの数式や図を直接LaTeX(TikZコマンド)へ変換。あの煩わしいコード打ちから解放されます。
  • ボイス・エディティング: 書く手を止めずに、音声で直感的な修正指示が可能です。

「孤立した研究」から「調和したコラボレーション」へ

科学の本質は、共鳴と協力にあります。Prismは、OpenAIが買収したクラウド型LaTeXプラットフォーム「Crixet」をベースに構築されました。これにより、強力なAI機能と、成熟した共同編集環境が一つに融合しました。

  • 無制限のコラボレーター: チームの規模に関わらず、共著者、学生、アドバイザーとリアルタイムで作業が可能です。
  • クラウド完結: ローカル環境の構築は不要。ブラウザを開くだけで、世界中のどこからでも最高の研究環境にアクセスできます。
  • バージョンの混乱を解消: 常に最新の状態が共有され、手動での統合やファイルのやり取りという「事務作業」をゼロにします。

2026年、科学のフロンティアを誰もが歩める時代へ

かつて2025年が「ソフトウェア開発」のあり方を変えたように、2026年は「科学研究」が劇的な進化を遂げる年になります。

私たちは、高度なテクノロジーを特権階級のものにするのではなく、誰もが使いこなせる「親しみやすい道具」にすることを目指しています。そのため、PrismはChatGPTアカウントをお持ちのすべての方に無料で提供されます。

「テクノロジーの真の力は、それが誰にとっても身近になったときに発揮される。」

Prismは、ただのツールではありません。それは、人類の知的好奇心を増幅し、未来への発見を加速させるための「翼」です。